桜井響、高校1年生。毎日の楽しみは、放送部が担当する
お昼の放送をきくこと。
放送部部長の卯木睦先輩の声の力に“ひとみみぼれ”して以降、顔も知らない先輩にあこがれている。
そんな先輩にある日、声をほめられた響は放送部に勧誘されるも断ってしまった。
なぜなら、響は幼いころから吃音を抱えており、人前で話すことに大きなコンプレックスをもっていたからだった。
だが、「自分を否定しないで」という先輩の言葉がいつまでも響の中に波紋を残し……?
「第2回ピュアラブ小説大賞」大賞受賞作!
恋の力が、自分を変える勇気を与えてくれる。ビタミン系ラブストーリー★