一般書(109)
躍る六悪人
映画脚本の俊才、出色のデビュー小説。天保九年、くせ者揃いの最強チームが挑むのは、からくり金蔵の十万両。痛快な人間讃歌!
発売年月 |
2017年1月 |
ISBN |
978-4-591-15318-5 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 130mm |
ページ数 |
351ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
1,540円(本体1,400円) |
時は、天保九年。大飢饉と悪政により、江戸の町には窮民が溢れかえっていた。
強請りたかりを生業にする茶坊主・河内山宗俊は、時の老中・水野忠邦にとらえられ、ある謀略を持ちかけられる。
幕府の金で私腹を肥やす不届き者から、金を根こそぎ奪えという。
狙いは大御所・徳川家斉の側近中の側近、中野碩翁の隠し財産十万両に定まった。
しかし、贅を尽くした中野屋敷の金蔵には、危険なからくり罠が何重にも仕掛けられている。
予測不能の騙し合いの果てに浮かび上がる、真の目論見とは――!?
災害、貧困、悪政……息苦しい世を陽気にエネルギッシュに生き抜く、痛快エンターテインメント小説!
無謀も無謀の大博打に挑むのは、一癖も二癖もある悪党たち――。
悪に強いが情に脆い騙しのプロ、河内山宗俊(こうちやま・そうしゅん)
ニヒルな流れ者、片岡直次郎(かたおか・なおじろう)
無口だが頼れる軽業師、暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)
謎めいた吉原のNo.1花魁、三千歳(みちとせ)
天才からくり技師、国友突貫斎(くにとも・とっかんさい)
父親想いの密偵、芳野波路(よしの・なみじ)
さても揃いし悪党どもが、生(ノル)か死(ソル)かの大勝負。
敵が味方か味方が敵か? 賽の目次第の騙り屋稼業、
運が悪けりゃオサラバさ!
<著者略歴>
竹内清人(たけうち・きよと)
1968年神奈川県生まれ。91年日本映画学校を卒業後、映画宣伝業務に携わる。2005年、映画『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。主な作品に『エクスマキナ -APPLESEED SAGA-』、『キャプテンハーロック』(福井晴敏氏と共同脚本)など。また、作家としてもノベライズ作品などを手掛ける。本作が初のオリジナル小説。