一般書(752)
ヒロシマ(一)歩きだした日
日本児童文学者協会賞(2012)
昭和24年、市橋靖子は娘の和子と母と広島でお好み焼店を開く。夫は原爆で和子を助けてなくなった。戦後の歴史を追いながら、三代にわたる女性を主人公に描く。
発売年月 |
2011年7月 |
ISBN |
978-4-591-12521-2 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
195mm x 135mm |
ページ数 |
305ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
中学
高校
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
1,760円(本体1,600円) |
昭和24年、市橋靖子は、母マサとともに広島でお好み焼の店を始めた。夫は、一歳になったばかりの和子を原爆の瓦礫のなかで助けてなくなっていた。その後、靖子は小さな駄菓子屋を実家で開き、工務店の大工で生活している父の庄助の助けを得て暮らしをたてていたのだ。
しかし、庄助の突然の死や、家の立ち退き問題などから、靖子はマーケットの一角に、当時あまり知られていなかった新しいお好み焼の店を始めるという大きな決断をしたのだった。
原爆で多くの肉親、友、隣人、財産を失った人々が、あの日から立ち上がり、復興していく生活と心情にそいながら、日本人がいかに戦後を生きてきたかを、三代の女性を主人公に描く。