ノベルズ・エクスプレス(7)
引き出しの中の家
人形のために作ったミニチュアの家にやってきたのは、小さな小さなお客様。“花明かり”と少女たちの交流を描いた感動の物語。
発売年月 |
2010年3月 |
ISBN |
978-4-591-11596-1 |
判型 |
B6判 |
サイズ |
190mm x 135mm |
ページ数 |
367ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
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本の種類 |
児童向け単行本
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ジャンル |
児童読み物(国内)
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教科 |
国語
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定価 |
1,540円(本体1,400円) |
ウサギの人形ピョンちゃんのために作った「引き出しの中の家」に、
やってきたのは、小さな小さなお客さまだった…!!
「ふさわしい大きさのものを仕立てれば、きっとやってくる」
『花明かり覚え書』より
コルク栓の椅子、石けん入れでつくった猫足のバスタブ、マッチ箱をかさねて布を貼ったひきだし……
七重がつくった、引き出しの中の小さな家に、ある日とても小さな女の子、独楽子が現れます。
独楽子は、昔から花のそばにいて、花を美しく咲かせると言われている「花明かり」にちがいない、と思う七重。
彼らのためにあるような「盆栽」の唐楓の林で、二人は念願の紅葉狩りを楽しみます。
「きっと、お花見もしようね」と約束をしますが、その約束ははたされないまま離れ離れに……。
やがて時が経ち、七重のいた家に、今度は現代の少女、薫がやってきます。
薫はこの家で何を見つけるのか。
花明かりは再び現れるのか…?
小さな小さな人たちと、時代を隔てた二人の女の子たちのあたたかな交流を描いた、
朽木祥、渾身の感動長編物語。