おばけ話絵本(2)
うみぼうず
不漁のため、やむなく禁断の領域に舟を出した男の子とお爺さん。そこに現れたのは・・・うみぼうず!! 北の海を舞台に繰り広げられるこわーい話。
発売年月 |
2011年2月 |
ISBN |
978-4-591-12253-2 |
判型 |
B4変型判 |
サイズ |
257mm x 222mm |
ページ数 |
32ページ |
主な対象年齢・学年 |
3歳
4歳
5歳
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(国内)
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定価 |
1,320円(本体1,200円) |
【ひしゃくを よこせ、ひしゃくを よこせ〜】
ニシンがとれずに、貧しさと飢えに苦しむ男の子とおじいさんがおりました。
苦悩の末、「ろうそくいわより おきに ふねを だすと、おそろしいめに あう」という、
昔からの掟を破って、舟を漕ぎ進めることに。
ところが漁を終え、急いで浜へと戻るその途中で……
いままでありそうでなかった、日本のおばけ話絵本シリーズの第二弾「うみぼうず」。
舞台は海。
逃げようにも逃げられない!
相手は「うみぼうず」。
頼んだって聞く耳持たず!
完全なる恐怖にはらはら・どきどき!!
「うみぼうず」というおばけは知っていても、お話は…?
本作は、「おばけ話のスタンダードを子どもたちに伝える」がコンセプトのシリーズです。
おばけ話は、ただ恐がらせるためだけのものではなく、人間への戒めや教訓といった、大切なメッセージもこめられています。
さらに杉山亮流・おばけ話は、読んだ子どもが、安心して夜には眠りにつけるようにも工夫してあります。
またストーリーテラーとしても活躍中の杉山氏による文章は、読み聞かせにもぴったりです。
そんな文章と、軽部氏の迫力の絵が相俟って、怖さはもちろん、ラストの安心感も感動的なまでの一冊です。