おばけ話絵本(1)
のっぺらぼう
日本絵本賞(2010)
日本絵本賞読者賞 【山田養蜂場賞】(2010)
のっぺらぼうに追いかけられて、命からがら逃げ帰った男の子。けれども泣きついたお母さんが・・・。杉山流おばけ話は、夜きちんと眠りにつけます。
発売年月 |
2010年7月 |
ISBN |
978-4-591-11942-6 |
判型 |
B4変型判 |
サイズ |
257mm x 222mm |
ページ数 |
32ページ |
主な対象年齢・学年 |
3歳
4歳
5歳
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(国内)
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定価 |
1,320円(本体1,200円) |
「まてまて、のっぺらぼうの なかまに おはいり〜」
山に薪をとりにでかける男の子に、母親は言いました。
「あかるい うちに かえってこないと いけないよ。やまは くらくなると こわいものが でるからね」
けれども男の子はついつい遊んでしまい、気がつくと、深い山の中。あたりは暗くなり始めていました。
あわてて山をおりる男の子ですが……。
いままでありそうでなかった、日本のおばけ話絵本です。
のっぺらぼうの「おばけ」は知っていても、のっぺらぼうの「お話」は、いかがでしょうか?
日本で古くから語り継がれてきたおばけたちですが、すっかり戯画化してしまっていませんか?
本作は、「おばけ話のスタンダードを子どもたちに伝える」がコンセプトの新シリーズ第一弾です。
おばけ話は、ただ恐がらせるためだけのものではなく、人間への戒めや教訓といった、大切なメッセージもこめられています。
さらに杉山亮流・おばけ話は、読んだ子どもが、安心して夜には眠りにつけるようにも工夫してあります。
またストーリーテラーとしても活躍中の杉山氏による文章は、軽妙な語り口で、読み聞かせにもぴったり!
そんな文章と、軽部氏の迫力の絵が相俟って、恐さ、異様さはもちろん、懐かしさ、温かさ、ユーモアがあふれる一冊になっています。