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【導入事例】調べることは楽しい!市内の全小学3年生~中学3年生に「ポプラディア」を使った授業を(亀山市教育委員会)



教育現場で信頼される『総合百科事典ポプラディア第三版』の導入事例を紹介します

全国の小・中・高等学校や公共図書館でも採用され、国語教科書「百科事典の使い方」単元でも紹介されるオンリーワンのこども向け総合百科事典「ポプラディア」。【導入事例】でご紹介の通り、三重県亀山市は市内で統一して小学3年生に「ポプラディア」の使い方授業を行っていますが、令和3年度・4年度は、小学3年生だけでなく、小学4年生~中学3年生にも「ポプラディア」を使った授業を行うことが決まっています。

そこで今回は、亀山市教育委員会「学校図書館活用アドバイザー」の川口恭子さんに取材をして、「ポプラディア」を使った授業の様子、学校図書館活用アドバイザーとしての活動についてお聞きしました。



写真提供:図書館づくりポータルサイト「こどもが変わる 学校が変わる 図書館づくり」


●亀山市の学校図書館活用アドバイザーとしては、草分けである川口さん。どのような経緯で就任されたのですか?

私は35年間、小学校で担任を持ちながら図書主任(図書館主任)を務めたり、司書教諭に任命されたり、担任と兼務で図書館を学校教育の軸にしてきました。そして退職するとき(今から約6年前)、ちょうど学校図書館活用アドバイザーが新設され、教育委員会からお声がけをいただいたという経緯です。何をするのか、どうするのかも含めて“思うように始めてみて欲しい”と言われ、スタートしました。それから5年間は1人で務めていましたが、今年からは1名増員があって、今は2名体制です。

学校図書館活用アドバイザーは、市内全14校の小・中学校を日替わりで巡回して、学校司書や教職員のみなさんと協力しながら図書館活用授業や支援を行っています。学校司書はTT(ティーム・ティーチング)やブックトークで授業に参加することはあっても、一人で学習の指導を行うことありませんが、学校図書館活用アドバイザーは、教員として児童生徒へ図書館活用授業を行います。

業務は基本的に午前のみ。具体的な時間の使い方としては、午前中3時間は児童生徒へ図書館活用授業を行い、残る1時間は担当の先生や学校司書の相談に乗ったり、仕事を手伝ったりといった支援に充てています。今は夏休み期間なので、図書館の排架替えや蔵書点検のお手伝い、教職員対象の研修会を行っています。


●市内の全小・中学校を巡回しながらどのような授業を行っていますか?

具体的には「読書感想文の指導」「小学1年生に向けた図書館探検」「小学4年・5年生に向けた分類の授業」「百科事典や学習年鑑の使い方」「ミニ切り抜き新聞の指導」「集団読書」「中学校でビブリオバトルやブッククラブ」「調べてみよう世界の国や歴史人物」「POPを書こう」「味見読書」などを行っています。こういった授業案を年間計画にまとめて、各学校からの授業希望を聞きながら対応 しています。



写真提供:図書館づくりポータルサイト「こどもが変わる 学校が変わる 図書館づくり」

赤木かん子さんと塩谷京子さんの『しらべる力をそだてる授業!』(ポプラ社)はとても参考にしていて(線を引いたり書き込んだりして、2冊持ちです)、すべての授業に略案(1時間分の指導案)を作っています。略案があれば、例えば、1組と2組では授業ができたけれど3組は時間がなくてできなかったとき、3組の分は先生に略案を渡して授業を託すことができますから。


●その年間計画のなかに、「ポプラディア」を使った授業も含まれているのですね。


写真提供:川口恭子
今まで、小学3年生になると「ポプラディア」を使った「百科事典の使い方」授業を行っていました。ただ限られた図書費のなか、市内全ての小・中学校で「ポプラディア第三版」を1~2セットずつ購入してもらったので、買ったからには活用しようと、去年と今年は特例で中学3年生までの他学年でも「ポプラディア」を使った授業を取り入れています。昨年度は、小学3年生~5年生の市内全クラスで「百科事典のつかいかた」や、「ハテナシート」の授業を行いました。今年度は、1学期に中学1年生~3年生で、2学期には小学3年生の全クラスで同じ授業を行います。「ハテナシート」を使った授業の後に感想を聞くと、大多数のこどもたちが「調べることは楽しい」と答えます。「調べることは楽しい」と思ってもらえたら、授業は大成功ですよね!

“調べ学習は、まず百科事典で、その後専門書やインターネットで”というのが合い言葉です。余談になりますが、「ポプラディア」や学習年鑑などで調べ学習の授業をすると、クラスで何人か「読書は苦手だけれど、この手の本は大好き」というこどもが必ずいます。私は、「それで良いんだよ、人によって好きなジャンルが違うのだから」とよく話をしているんですよ。


●「ポプラディア」を使って、これから新しく考えている授業があれば教えてください。

まず低学年でいえば、小学2年生の3学期に「とにかく百科事典に触る」授業に挑戦したいと思っています。小学1年生で国語辞典の準備を案内する学校は多く、国語辞典を引いたことのあるこどもは百科事典も抵抗なく使えるはずなので。

また「百科事典の使い方」授業を終えた小学校中学年から中学生の授業では、年に1度「ハテナシート」を解いたり、百科事典を使った調べ学習を行ったり、毎年少しずつでも百科事典の復習を続けていきたいです。こどもたちを見ていると、百科事典の「はしら」が使えないこどもが多いように思います。「背」も「つめ」もちゃんと見るのに、「はしら」が使えない。百科事典の使い方に関しては小学3年生できっちり指導するとしても、案外忘れてしまうものなので、繰り返し学んでいく。継続が大事だと思っています。また復習とあわせて、中学生向けに、より内容を深めた百科事典の授業も考え中です。


●川口さんは、先生を対象にした研修会でも「ポプラディア」を使った授業のお話をしてくださっているとか。

教員に向けた研修会では、ひとり1冊の「ポプラディア第三版」を用意してもらい、「ハテナシート」を使って、実際に体験する時間を設けています。すると、「これは良い。これを使えば力がつく」と実感してくれますから。教員に火をつけるのが、一番早いんですよね。教員に火がつくと、こどもたちにポジティブな影響をもたらします。


●最後に。紙の百科事典とデジタルツールについて、どう考えていますか?

両方上手に使い分けていきたいですね。紙で調べることの易しさ、そして、こどもにとって紙媒体から調べものを始めることの大切さを考えながら、デジタルツールと併用していく必要があると思っています。紙で調べることができないまま、答えをパッと出すことだけを目指してデジタルツールを使う状況は、何の力も育てられないように思うんです。調べた内容を鵜呑みにせずに裏を取る、内容が事実であるかを確かめる力を育てるためには、やはり図書で調べる活動は必須だと思っています。




市内全14校の小・中学校を巡回し、長いスパンでこどもたちの学習を見守り続けている川口さんならではのお話しでした。「百科事典の使い方」を指導するだけでなく、継続的に百科事典を使うことで「調べる力」を養う。そんな今後の展望も伺うことができました。
これからも百科事典の意義や魅力を発信していきたいと思いますので、自治体や図書館、教育関係者の方々からもコメントや事例等をお知らせください。「総合百科事典ポプラディア」活用ナビ「Hello!ポプラディア」では、活用事例の投稿コーナーをご用意しています。皆様の参加をお待ちしています。

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