春分の日に妻がお墓参りに行ってきた。ぼくは日本の祝日にとても疎い。それでも息子に祝日がなんの日なのか、説明をできるようにしなければと勉強をはじめた。どうやら春分の日をはさんだ前後三日間が春のお彼岸なのだそうで、秋分の日をはさんだ前後三日間が秋のお彼岸なんだそうだ。
お彼岸は日本独自の文化で、他の仏教国ではないらしい。夏至は昼の時間が一年でいちばん長く、冬至は一年でいちばん夜の時間が長い日だ。春分と秋分の日は昼と夜の時間がだいたい同じで、夏至と冬至のそれぞれ中間にある祝日ということらしい。ありがとうGoogleさん。
ぼくは会社員じゃないからサザエさんの放送日以外は土曜日も祝日もあまり気にしないし、サザエさんをみて翌日のことでブルーになることもないのだけど、春分と秋分を祝日にするなら、夏至と冬至も祝日にしたら?と考えてしまう。
なんなら8月のお盆のように春分の日と秋分の日をそれぞれ一週間の大型連休にしたらいいんじゃない?っておもったりもする。正社員の人は世界と比べても勤務時間が長いのだから、年に14日ぐらい休日が増えて、年に112時間ほど仕事から解放される時間が増えるのはいいんじゃないかとおもう。
でもそういうすることで経済効果や恩恵はあっても、非正規雇用の人は給料が減ったり、もしくは休日出勤のために休みにくくなって不公平感もあるんだろうな。
春分の日のことを勉強していたら、いつの間にか日本人の労働時間のことを調べていた。これが勉強のおもしろさだ。脱線が許される勉強というのは本当にたのしい。そして脱線ついでにうっすらとしか知らない旧暦のことも勉強をした。
旧暦は月の満ち欠けで1ヶ月を計算するものだ。月が見えなくなる新月がその月の始まりの1日(ついたち)になる。新月から3日たつと細い月になり、三日月になるそうだ。三日月とはつまり三日(みっか)ということだ。
そして日が経つにつれて月が大きなり、15日目に満月になる。これが十五夜だそうだ。おもしろい、もっとこういうことを子どものときに勉強しておけばよかった。いや、きっと教えてくれた人がいたのだろうけど、きっとぼくに興味がなかったんだろうな。案外、好奇心というのは大人になってから湧き上がるものだ。
そして月は一年に4cmほど地球から遠ざかっているそうだ。恐竜がいた時代は月がいまよりも大きく見えたのかもしれない。恐竜が地上に現れるもっともっと前の時代は、月はより大きかったのだろう。そのときは満ち潮も引き潮も激しそうだし、満月の夜は現代よりも明るそうだ。
現代の地球で月と太陽はだいたいおなじ大きさに見えるけど、実際には太陽の方が圧倒的に大きい。結構な偶然なタイミングで月と太陽をみているけど、そういう偶然がまたおもしろい。そして勉強ってほんとおもしろい、ありがとうGoogleさん。