自宅にあるiMacが壊れてしまった。
画面が割れたとかそういうことではなく、ウンともスンともいわず、かわりにカタッ…カタッ…と不穏な音をいわせながら起動しなくなってしまった。セーフモードの起動方法も、OSのはいった外付けハードディスクからの起動もできない。とにかく完全にお手あげの状態だった。
購入してから1年ちょっと経っているので、無料修理期間はすぎている。Apple製品専用の保険AppleCareもあるが、ぼくはAppleCareには加入しない派だ。
修理に持ち込むと最大で8万円ぐらい修理費がかかり、修理期間も2週間ぐらいかかるとのことだった。ぐぬぅ、痛い。こういうときにAppleCareに加入しておけばよかった…なんて後悔はしない。
いままでにiMacを2台、MacBookは6台ぐらい、Apple Watchは3本、iPhoneもたくさん買い替えてきた。そのすべてにAppleCareに加入していたら、AppleCareの費用だけできっと30万円以上かかっているだろう。
iPhoneのガラスが割れやすいiPhone4や5の時代でもAppleCareには加入せずに、アメリカンホームダイレクトの携行品保険に加入をしていた。携行品保険なら時計もカメラもMacBookもカバーしてくれていた。たしか月1000円で10万円まで保証していたので、AppleCareよりも良かった記憶がある。
基本的にMacが物理的以外に壊れるということはそんなにない。ぼくがMacの修理をだしたのはこれが2回目だ。だから8万円の修理費なんてぜんぜん安い。見積書に動揺する自分にこういいきかせながらiMacをあずけた。ここで後悔をすれば泣きっつらにハチ状態なのだ、わざわざ自分で自分を刺す必要はない。
その日の夕方にiMacの修理先から電話がかかってきて、理由はよくわからないけど直りましたとのことだった。部品を交換したわけでもなく、ただ電源を入れたら起動したそうだ。
ひととおり検査もしたけど問題はなく、修理費用は今回はかからないとのことだった。
なんじゃそりゃとおもいつつも、8万円が浮いたことにうかれてホッとしたけど理由もなく直ったのだ、きっとまた理由もなく壊れるだろう。この8万円を心に貯金して、次に壊れたときの修理代にしよう。