いつもだったら利用客で混んでいる時間帯のスタバにいった。
先に席を確保していないと知り合いのいない立食パーティーに出席したときのように、ドリンクを片手にウロウロするはめになるのだけど、この日はコロナの影響なのかガラガラだ。
ガラガラといっても席の半分ぐらいは埋まっているけど、席を確保しなくても大丈夫そうだ。スタバのWi-Fiを求めているのか、パソコンを広げて作業している大学生がおおいような気がする。
カウンターでアイスラテのグランデをうけとり、目星をつけていた席に向かう。そこでようやく気がついた。一見すると半分しか埋まっていない席は、ソーシャルディスタンスで大半の席が使用中止になっていて満席だったのだ。
マジかよ、一瞬でスタバが知り合いのいない立食パーティー会場になった。テーブルが水滴でピチャピチャになりドリンクが空になってしばらくたっているであろう大学生Mac民からソーシャルディスタンスをとりつつも、席に座ることができた。大学生Mac民よ、ドリップコーヒーならおかわりが150円だぞ。
アイスラテを飲みながら改めて社会が大変なことになったのだと感じた。スタバに限った話ではないけど、ソーシャルディスタンスのために満席にしても以前の半減なのだ。それでいてテナント料や家賃はきっと以前のままだろう。
商品の値上げすることで帳尻は合わせることができるのだろうけど、そもそも値上げが悪という価値観をおおくの人が抱いているし、自粛期間中に値下げや無償提供で支援や応援をした空気の残り香があるため難しい。
値上げができないなら、商品のサイズを小さくしたりということが考えられるけどこっちはこっちで反発がありそうだ。そもそも焼石に水感もある。だったらテイクアウトに力をいれるということなんだろうけど、コンビニにテイクアウトできるおいしいドリップコーヒーがある。そして日本でお金を消費していた外国人観光客もいない。厳しい、これは厳しい。
最終的には人件費を安くするということなんだけど、商品の値下げは喜ぶけど、給料の値下げを喜ぶことはない。給料の値上げを求めるけど、商品の値上げには反対する。
大変な状況に追い込まれたお店や従業員がいるとおもうけど、消費をすることでしか、状況はよくならないとぼくはおもう。外出自粛で行ける場所がなくなって大変だったのに、外出自粛が解除されても倒産や閉店で行ける場所が失われたら本末転倒だ。
可能な範囲でめちゃくちゃ買い物して消費するからまじで消費税を下げてほしい。