ミカンにどハマりしている。ここ一ヶ月でいろんな産地やブランド違いなどミカンを200個以上は食べたとおもう、食べ過ぎだ。
ぼくがいっっっちばん好きなのは愛媛県の「紅まどんな」という品種だ。東京ではあまりみかけないけど、せんじつ愛媛の市場にいってみると紅まどんながそこらじゅうにゴロゴロしていて心が踊った。ここは天国なのか、いや愛媛だ。みかん天国だ。
ぼくのお通夜には紅まどんなを香典返しにしたいぐらいだ、塩とかよくわからないお茶の葉よりも、生前にどハマりしたもののほうがぼくはいいとおもう。それくらいどハマっている。
みかんの評価は味だけじゃない、皮のむきやすさがとても重要だ。細かいことをいえば一房のサイズや水分量など総合的な評価で美味しさが割り出される。
紅まどんなはとても美味しいけど、とっても皮がむきにくい。途中でイライラしてくるぐらい皮がむきにくい。かたくてむけないのではなくて、薄い皮がポロポロとして一円玉ぐらいのサイズでしかむけないので時間がかかるのだ。
お皿のうらにはってある紙のシールをカリカリはがしてるときの感覚ににている。めんどうだったり手間があると、味が美味しくてもミカンのヘヴィーイーターには売れても、ライトイーターにはリピートされないのだ、商売としてはこのへんがとても難しい。
ぼくは通院先の医療者にお土産をわたすということをあまりしないのだけど、紅まどんなは医師にわたした。
「お昼ごはんのときに食べますね。」といわれたので、皮がすんごいむきにくいことを伝えつつ「ふふふ、きっと美味しさにおどろくぞ。」なんて想像していた。
本当に美味しいものを食べたときって、誰かにそれを教えたくてあげたくなっちゃうんだよね。