あまり病気の詳細なことや、治療の詳細などはSNSには書かないようにしている。
たとえば現在どんな治療をしているとか、血液検査の結果がどうだったとか。
書かない理由は健康な人にはまったくおもしろい話でもない上に、こういうことを書くとインチキ治療みたいなものをすすめてくる人がおおいからだ。いままでの経験上、メリットがあまりない。
それでもいまこれを書いてるのは、あることがあったからだ。
あることってのは、毎日服用すべき薬をうっかりと一週間ほどのみ忘れてしまったのだ。
たまに誤解されるんだけど、ぼくは水戸黄門タイプでもなく、助さん角さんタイプでもなく、確実にうっかり八兵衛タイプなのだ。だいたいうっかりしてる。
うっかり八兵衛みたいな人がいると、ぼくだけではないのだと妙に安心してしまう。
世の中うっかり八兵衛ばっかだと大変だけど、水戸黄門ばかりでもつまらないじゃないですか。いいんですよ、うっかり八兵衛で。
ぼくは1日に10種類ぐらい20錠ちかくの薬を服用している、のみ忘れたのはそのうちの1種類だけなんだけど、
当然なのかもしれないけど血液検査の結果はわるかった。病状を薬で抑えているのだと再確認をした。
治験におおくの人が関わり、製薬会社が薬を製造してくれて、薬を流通してくれるトラックドライバーさん、いまの治療法を相談のうえ選択している医師や高額の治療を可能にしてくれる健康保険料など、感謝すべき存在はおおい。
現在ぼくが生きていられるのは、社会が安定しているからに他ならない。
家族のおかげでも、自分の生命力でもない社会のおかげだ。
忘れてはいけないことだとおもう。