ポプラ新書(185)
(185)子どもの発達障害 誤診の危機
発達障害が一般的に知られるようになる一方、過剰ともいえる診察、診断が増えているという。誤診が生まれる背景とは――。
発売年月 |
2020年2月 |
ISBN |
978-4-591-16614-7 |
判型 |
新書判 |
サイズ |
173mm x 109mm |
ページ数 |
236ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
シニア
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本の種類 |
新書
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ジャンル |
知識・教養
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定価 |
946円(本体860円) |
【その子、本当に発達障害ですか?】
【誤診が生まれる理由とは?】
信頼できるお医者さんは人気で予約がとれないならば、
ぜひ、この本を読んでみてください!!
「発達障害」について正しく理解し、
当事者やその家族、関係者が幸せな人生を送るために。
2002年の文科省の調査結果を境に、「発達障害」は一般的に知られるようになってきました。
一方で、受診者の増加とともに、過剰ともいえる診察、診断が見られるようになっています。
医師、専門家として多くの子どもを診てきた著者の診察室では、
通常学級に通うような子どもが、別の専門施設で「重度自閉症(スペクトラム障害)」と
診断されたというような、いわば誤診を受けた子どもが、2割ほど見られるといいます。
発達障害にまつわる近年の変化と、一般的な理解の隔たりを踏まえ、基本的な考え方から最新の知見までを伝えます。
【著者プロフィール】
榊原洋一(さかきはら・よういち)
1951年東京生まれ。東京大学医学部卒、お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター教授を経て、
同名誉教授。チャイルドリサーチネット所長。小児科学、発達神経学、国際医療協力、育児学。
発達障害研究の第一人者。著書多数。現在でも、子どもの発達に関する診察、診断、診療を行っている。