ポプラ新書(99)
(099)お化けの愛し方
なぜ人は怪談が好きなのか
博覧強記の怪物語りつくす、お化けと人間の新たな関係性とは――? 荒俣宏のライフワーク「お化け学」の総決算の一冊!
発売年月 |
2017年7月 |
ISBN |
978-4-591-15094-8 |
判型 |
新書判 |
サイズ |
173mm x 109mm |
ページ数 |
324ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
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本の種類 |
新書
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ジャンル |
知識・教養
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定価 |
990円(本体900円) |
<現代の知の巨人?荒俣宏が出した?人生の答え?とは!?>
お化けは「怖い」。そうしたイメージは、いつから生まれたのか。
「牡丹燈篭」や「雨月物語」。タイの怪談に、西洋恋愛怪談の「レノーレ」。幻の書『情史類略』……。
その起源を探る中で見えてきたのは、実は人間とお化けは仲良くなれるし、恋だってできるという、新たな価値観だった――。
ジャンルを越えて語りつくす、これぞアラマタお化け学終着点の一冊!
<一部見出し>
・起源はなんでも中国か?――志怪と伝奇
・人生を幸福にする要素としての「お化け」
・乱歩の「怪談入門」が発掘したもの
・近代怪談の初代ヒット作、『剪燈新話』
・浅井了意翻案で日本化した「牡丹燈籠」
・怪談の背景に戦争と伝説がある
・西洋お化けの革新も恋愛物に始まった
・平田篤胤による日本の幽冥界維新
<プロフィール>
荒俣宏(あらまた・ひろし)
作家。博物学者。1947年東京生まれ。武蔵野美術大学客員教授・サイバー大学客員教授。『帝都物語』がベストセラーになり、日本SF大賞受賞。『世界大博物辞典』でサントリー学芸賞受賞。
神秘学・博物学・風水等多分野にわたり精力的に執筆活動を続け、著書・訳書多数。