一般書(828)
リッツ・カールトンと日本人の流儀
人を動かす「洋の言葉」と「和の心」
リッツ・カールトンを退職後は日本各地で人財・地域づくりのサポートに尽力する著者が提案する、ホスピタリティという新しい生き方。
発売年月 |
2012年8月 |
ISBN |
978-4-591-13053-7 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
194mm x 135mm |
ページ数 |
238ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
ビジネス
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定価 |
1,430円(本体1,300円) |
人とつながり
人生を豊かにする
ホスピタリティという生き方。
リッツ・カールトン日本支社長として、
大阪と東京にリッツ・カールトンを立ち上げ、
退職後は日本各地で人財・地域づくりのサポートに
尽力する高野さん。
そんな著者が提案する、
ホスピタリティという新しい生き方。
人生の価値は、社会や身の周りに
どれだけ貢献したかで決まります。
そのために、私たちは何をなすべきでしょうか?
それに対する明確な答えを
「日本人の流儀」として一冊にまとめました。
(あとがきより)
アメリカで出会ったメンターがよく、
「毎日の生活を支えるものは、自らが得たものである。
長い人生を支えるものは、人に対して与えたものである」
と言っていました。
これは、毎日の生活は
自らが働いて得たお金や物で支えていますが、
長い人生は自分が周りの人に与えてきたもの、
すなわちその人の価値はどれだけほかの人に
貢献できたかで決まるということです。
洋の東西を問わず、
人間は人の役に立ち人のために何をし、
どれだけのことができるのかという価値観の下で生きています。
こうしたプロセスを経て、
人は本物の人間になっていくのだと思います。
一所懸命生きていると、
良い方向へ導いてくれる良き人との出会いがあります。
人生の「あみだくじ」に横棒が引かれていきます。
そうして段々と人から「ほっとかれない」人間になっていきます。
そのために、人は一所懸命仕事をし、
生きていくのだと思います。
また、「すばらしい人財」で終わらずに、
「すばらしい人物」と評された人たちの生き様からは
実に多くのことを学ぶことができます。
坂本竜馬や白洲次郎を
「すばらしい人財」とは言いません。
人財は、ある組織やある分野において
有用な能力や知識を持っている人です。
人物は、その人の人柄、生き様、
人としての在り様すべてひっくるめ、
人間として高いレベルに達したと認められたとき、
はじめて使われることばなのです。