12支キッズのしかけえほん(9)
いぬくん ぼくは いいこだから・・・
いぬくんは、約束をきっちり守ります。だから守らない友達には厳しく注意します。けれど、あるとき、自分がやぶってしまって…。
発売年月 |
2013年8月 |
ISBN |
978-4-591-13539-6 |
判型 |
A4変型判 |
サイズ |
197mm x 205mm |
ページ数 |
38ページ |
主な対象年齢・学年 |
3歳
4歳
5歳
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(国内)
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定価 |
1,100円(本体1,000円) |
……いぬくんは、いつも約束をきちっと守ります。
だから守らない友達にはきびしく注意するのです。
ある日のおさんぽのときにも、道すがら、目的地で、
どこでもいぬくんはみんなにビシバシ声をかけていました。
けれど、ひょんなことからいぬくん自身が、いつのまにか約束をやぶっていて……。
さあ、どうするのでしょう。
自分にも他人にも厳しいタイプの子が、 失敗の経験をとおして得たこととは!?
じつは、主観ではありますが、親目線でみたとき、
この「12支キッズのしかけえほん」シリーズの登場人物12タイプのなかで、
いちばん心配なのが、このいぬくんでした。
とても真面目で、まっすぐで、失敗を先に避け、
だからこそ、失敗にでくわしたときの
心の折れ方といったら…。
きっと、担当編集者がいいこでいたときがとぼしいことからの感情なのでしょうが……。
「12支キッズのしかけえほん」は、
集団生活をしていればかならずぶつかる、
自分とちがうタイプのおともだちを、
さまざまなドラマをとおして理解していく
シリーズです。
もちろん、ひとりが1タイプであるはずもなく、
あ、この部分、わたしあるな、
あ、この台詞、ぼくもいうな、
など、自分のなかの「あるある」に
きっときづくことでしょう。
担当者は、毎巻で己の過去のシーンを反省しています。
こどもたちが、いろんなタイプの友達と、
毎日を楽しく過ごせますように!
いいこにもいい親にもなかなかなれないけれど、
いい毎日にできるよう、担当者も
いっしょうけんめい生きようと思います。