妻が国産車、ぼくは外車を運転している。外車っていうとセレブリティっぽく聞こえるけど、その国にいけば国産車になって、日本車が外車になる。
土地代の安い八王子に住んでいるから2台所有することが可能だし、駅からちょっと離れたところに住んでいるので、一人一台ないとすこし不便でもある。つまり八王子は田舎なのだ。
ワイパーやウインカーを操作するレバーが国産車と外車では逆なので、妻の車を運転するときについウインカーをだそうとしてワイパーがウイーンと動いてしまう。
細かい砂埃がのっているのにフロントガラスが乾いた状態でワイパーを動かすのはあまりよくないだろうけど、かなりの確率で間違えてしまう。
外車で片側一車線の道を運転しているときに、対向車線が右折してコンビニに入ろうとしていた。
右折待ちのために対向車線は少し混んでいて、右折待ちの車すぐうしろには路線バスがいる。ぼくは道をゆずろうと停止してパッシングで合図しようとした。
シャパーーー、ウイーーン、ウイーーン、ウイーーン。フロントガラスにウォッシャー液が流れて、勢いよくワイパーが拭きとっている。間違えた、逆だ。
右折待ちのドライバーはポカンとしてる、そりゃそうだ。路線バスの運転士さんは笑っている。路線バスの運転士さんはぼくが間違えたことに気づいているのだ。
別の日に妻の国産車を運転していた。中央道を運転していて、カナブンなのかトンボなのかわからないけど、フロントガラスにいきおいよく虫があたりつぶれてしまった。
うへぇ、とおもいながらも虫の死骸が乾いて落ちにくくなる前にウォッシャー液をだしてワイパーを作動そうとしたら、ピカピカっとハイビームを作動してしまった。しまった、また逆だ。
これはヤバい、下手すりゃトラブルになる。なんで国産車と外車ってワイパーとウインカーが逆なんだろう。