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ほぼ週刊連載 幡野さんの日記のような写真たち

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 ライカのM10というカメラを買った。GoogleでググったりAmazonでアマッたりすればすぐにわかってしまうから書いてしまうけど、ライカのM10はお値段がお高い。カメラ本体だけで100万円ぐらいする。それにレンズをつけるわけだけど、おレンズもお中古だろうがすこぶるお高い。

 さきに防御線をはっておくけど、ぼくの場合はカメラが仕事道具なのだ。病人の道楽で買っているわけじゃない、JRが電車を買うようなものだ。

 日本のメーカーのカメラなら20万円もあれば、それなりのカメラを購入することができる。ライカはドイツ国内での製造のため、ドイツ人職人の人件費が高いことと金属をおおく使用しているため原価が高くなってしまうのだ。日本メーカーの一部はタイなどの人件費が安い国で製造をしたり(もちろん国内製造もある)プラスチック素材を使用していたりする。

 おおくの人が誤解をしているけど、100万円だろうが20万円だろうが、値段の高いカメラを使ったからといっていい写真が撮れるわけじゃない。高いカメラは製品としていいカメラなのかもしれないけど、いい写真製造機ではない。日本のカメラだろうがドイツのカメラだろうが、金額が高かろうが安かろうがいい写真にはほぼ影響しない。

 じゃあなんでわざわざお高いライカを購入したかというと、お高いカメラだからこそ中古市場で値段が下がらないという傾向があるからだ。いまから10年前に発売されたライカのM9は定価で80万円ぐらいだった、現在は中古市場で40万円以上する。

 いまから8年前に30万円で発売されたニコンのD800は、現在中古で6万円程度だ。ライカは流通量が少ないことと、根強いファンいることで値段が下がりにくいとぼくは感じている。ちなみにD800って当時は革新的に良いカメラだったからね。

 100万円のライカM10が10年たっても50万円を下回るということは考えにくい。そしてライカは10年後でも使える設計になっている。たとえばUSBのポートはない。日本のカメラだとだいたいマイクロUSBのポートがついているが、10年後にはマイクロUSB自体がレアなものになっているだろう。現在のminiUSBみたいなものだ。

 日本のデジカメは買い換えることを想定していて、ライカは長く使うことを想定している。お前いつまで生きるんだよ?ってツッコミが来そうだけど、もちろんぼくが使うことも売ることも想定していない。

 もしかしたら息子が写真に興味を持ったときに、M10を使えばいい。高校生とか大学生ぐらいになった息子が50万円以上するカメラを買えるかといえばちょっと難しい。というか学生が写真に興味をふんわり持ったぐらいでライカを買ったらアホだろう。

 学生にライカって確実にネコに小判なんだけど、写真に興味がなければ売ればいい。たぶん中古価格の半額程度で売れるはずだ。小判を現金にしてなにかの経験を買ったり、興味があることをすればいい。

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