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ほぼ週刊連載 幡野さんの日記のような写真たち

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 妻の親族にいる10歳の女の子にお年玉をあげた。

 お年玉をあげる側になってわかったことは、お年玉は教育への投資と考えればとてもたのしいものだ。

 去年のお正月は入院をしていたので、妻に代理で渡してもらった。そのときは小銭をたくさんいれた袋に手掴みでとらせた。がんばればたくさんお金が貰えるということを9歳だった女の子に教えたかったのだ。

 今年は100円札で100枚、帯付きの札束をわたした。子どもにとって札束はおもしろいだろうし、もちろん買い物にもつかえる。レジでうけとった大人もきっと驚くだろう、ただの買い物と一緒に大人を驚かすという経験もできる。

 そしてこの100円札束は年末になると価値があがる。
 ぼくとおなじことを考える大人が一定数いるのか、お年玉として購入する人がいるのだ。
 帯付きなら15000〜17000円ぐらいで取引される。大事にとっておいて、今年の年末にメルカリに出品すれば、1万円のお年玉で50%以上の利益をあげることができる。

 お金でお金を増やすことができる、ということを教えたいからだ。

 お金の教育というのは大切だ。
 子どもにとってお年玉は、お小遣いの年収に匹敵する金額だ。

 前澤友作さんが100万円を配ることが話題になっているけど、子どもにとっては金額が小さいだけでおなじことなのだ、学校にいけばお年玉の話題になる。大人が1万円で夢を見ることは難しいかもしれないけど、子どもに夢を見せることはできるのだ。

 子どものお年玉を親が預かって無駄遣いさせないようにというのが、ぼくは良くないことだとおもう。なぜなら、お金は使うことがなによりもいちばん大切だからだ。家に帰るまでが遠足ならば、お金はつかうまでがたのしさなのだ。

 せめて親が管理するなら、子どもに返すときに50%ぐらいの利益をつけてあげたほうがいい。

 これから日本は年に2%の物価上昇を目指している。10年後は20%物価が上がっている。今年もらったお年玉を親が預かって、元本だけ10年後に返せば子どもは20%目減りした金額しか使えないのだ。親が増やすことなくあずかるのは、子どもにとって経済的なメリットは皆無だ。

 そして10歳の1万円と20歳の1万円では価値がまったくちがう。

 「去年のお年玉はどうしたの?」と10歳の女の子にこっそりきくと、ママにあずけた。と教えてくれた。ふむ…うーーーむ。

 来年のお年玉は11000円を2つにわけてあげようとおもう。

 1000円はママに渡すダミーで、1万円は自分で管理する用だ。
 そういう悪知恵までおしえられるのがいまからたのしみだ。

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