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Business

事業紹介

出版事業

書籍の出版は、ポプラ社の根幹事業です。ポプラ社の出版物には大きく分けて、児童書向け出版物、一般向けの出版物、学校図書館や公共図書館向けの3種類の出版物があります。

創業以来ずっと出版しているのが児童書向けの出版物で、世間一般でもポプラ社と言えば児童書というイメージが強いと思います。「怪人二十面相」シリーズ、「ズッコケ三人組」シリーズ、「かいけつゾロリ」シリーズ、そして最近の「おしりたんてい」シリーズはいずれもポプラ社の出版物です。本を買ったり借りたりするときに、どこの出版社の本なのかなんて、ほとんど気にすることはないと思いますが、「ねずみくんのチョッキ」も「めがねうさぎ」も「おばけのアッチ」も実はポプラ社から出版しています。

このように児童書出版社のイメージが強いポプラ社ですが、本を読むのは子どもばかりではありません。ポプラ社では子どもの頃にポプラ社の良質な本を読んで育った大人の読者にも良い本を届けたいと考えています。発売直後から感動の嵐を巻き起こし、2018年の本屋大賞を受賞した「かがみの孤城」はポプラ社で出版した作品です。ポプラ社では小説だけではなく、様々なジャンルの一般向けの本を出版しています。ポプラ社では、ジャンルに囚われず、様々な企画を書籍の形にすることができます。

こうした良質の本を読者の皆様に届けることは、本の編集者だけができることではありません。読者からはどんな本が求められているのか、書店に来店したお客様にどのようにアピールすれば手に取って本の良さを伝えられるのか、メディアやウェブでどのように伝えればその本をネットで検索してくれるのか、注文のあった本を円滑かつ確実に届けられるのかなど、1つの本を読者に届けるために、ポプラ社ではたくさんの人たちが考え、関わって、本を届けています。

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図書館事業

子どもの頃に読んだ本を皆さんはどこで読んだでしょうか。もちろん、本屋さんで購入して家で読んだという人も多いと思いますが、学校の図書館や町の図書館で借りて読んだという人も多いと思います。実はポプラ社では、学校や図書館向けに、書店で売っている本を特別な装丁にして出版することもしていますし、専ら図書館で読んだり調べたりしてもらうための本を出版することもしています。「ポプラディア」や「ポプラディアWONDA」という百科事典を使って図書館で調べものをした経験がある人もいらっしゃると思います。ポプラ社では「ポプラディア」「ポプラディアWONDA」以外にも、たくさんの図鑑、事典、年鑑を出版しています。インターネットで何でも調べられる社会においては、自分で情報を取捨選択しなければなりません。そういう社会の中でこその信頼の拠り所になる情報を本という形でポプラ社は出版しています。

こうして作った本を、ポプラ社では、全国の学校や図書館に伺って、先生や司書の方から、どのような本が求められているのか、どのような本が喜ばれているかを聞いたり、図書館に足らない本やあった方がよい本についての助言をしたりしています。

また、ポプラ社の社員が学校で「ポプラディア」を使った出張授業を行ったりすることもあります。インターネットで知りたいことを検索する以上のことを、事典を使って調べることで知ることができるということを、できるだけ多くの子どもに伝えたいと考えています。

図書館には、最近発売された本やよく売れている本だけが並んでいるのではなく、図書館を訪れる子どもが生まれる何十年も前の本も並んでいます。そこで子どもが手にとる本や喜ぶ本を知り、ポプラ社では次に出版する本を企画しています。

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コンテンツ事業

ポプラ社の出版物は、実はさまざまな形で本以外の商品になっています。ライセンスビジネスと言われるもので、ポプラ社は著者の方の協力の下、ライセンスビジネスの分野での業績を伸ばしています。過去においてもポプラ社で発行した本や本のキャラクターが映像化・商品化されてきましたが、数年前からは積極的に製作・プロデュースに関わったり、自らプロデュースしたりすることが増えています。

例えば、「おしりたんてい」はテレビアニメ化が決まってから、ポプラ社ではプロジェクトチームを組成して、脚本の執筆段階から関わっていますし、アニメとは別にキャラクターグッズを販売する期間限定のショップをオープンすることもやっています。その他にも、本の周年企画として、デパートとタイアップして展示会・展覧会を開催したり、本を原作にしたミュージカルの制作を支援したり、レストランで特別メニューを作ってもらったりもしています。

映像化・商品化される作品は、これまでは、多くの読者の方に愛され、支持されている作品であることが多いです。しかし、ポプラ社には70年以上の歴史の中で培ってきた作品の中には、映像化・商品化したら作品やキャラクターを再発見できるものや、今後のイノベーションの進化によっては、映像化・商品化以外の方法で作品やキャラクターを生かしていくことができるものがたくさんあります。ポプラ社には、コンテンツ事業をプロデュースしたい人が活躍できる素材と環境が揃っています。

また、出版業界では、電子書籍の売上が右肩上がりで伸びています。現在、電子書籍の売上が伸びているのは主に漫画と一般書ですが、今後はそれ以外のジャンルにも拡大してくことが予想されます。電子書籍閲覧専用端末やタブレット・スマートフォンはもちろん、それ以外のツールを利用して書籍を読むことができる時代はすぐそこに来ています。未来に向けて従来の出版の概念を変えるビジネスの創造にチャレンジできるのも、ポプラ社のコンテンツ事業です。

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海外事業

ポプラ社の海外事業の現在の中心は、中国での事業です。絵本がほとんどなかった中国に現地法人を設立したのが2004年。約10年がかりでの設立でした。以来、現地法人に出向した社員がさんざん苦労をした結果、今では「ティラノサウルス」シリーズは中国で超人気のコンテンツとなり、本だけではなく、さまざまな形で親しまれるようになり、2019年に復刊した「かいけつゾロリ」シリーズも快調に売れ続けるまでに、絵本文化が浸透しました。

海外で書店に入ったことがある方は分かると思いますが、他の商品と違い、本はその国の文化をあからさまに表現するので、手に取って見ようと思う本は、日本の書店にいるときより多くないと思います。したがって、日本の本を日本国外で売ろうとしたり、外国の本を日本で売ろうとしたりすることは、想像以上に大変なことです。しかし、やり方がないわけではありませんし、上手くいったときは、日本国内で売る本の何倍も苦労する分だけ喜びも大きいです。

日本文化に触れたい外国人観光客が増加し、日本の漫画やアニメが海外での人気が加速している中において、日本の本も、これからは、中国だけではなく、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカにも、販路を拡げていく素地・環境が整いつつあります。ポプラ社は、日本国外でも通用するたくさんの作品を持っていますので、全世界に日本の良質の本を発信していきます。

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