「Dreamスマッシュ!大賞」の原稿受付は、2007年12月末日をもって終了させていただきました。 まことに多数のご応募をいただき、ありがとうございました。

ポプラ社ではこれからも「ポプラズッコケ文学賞」で皆様の作品を募集しています。
是非力のこもった作品をお送りください。よろしくお願い申し上げます。




dreamスマッシュ大賞決定

「Dreamスマッシュ!大賞」には私共の期待を上回る多数のご応募をいただき、ありがとうございました。 選考には大変頭を悩ませ、ご応募いただいた皆様をお待たせしてしまったことと思いますが、この度、第2回大賞が決定致しました。 受賞作はユーモアたっぷりの楽しい作品です。佳作1編とあわせて、ここに発表させていただきます。



(右)大賞・堀口勇太さん、(左)佳作・二宮美日さん
▲2008/4/25弊社にてDreamスマッシュ! 大賞授賞式を執り行いました。



  「魔女ポプルと三人の悪魔」堀口勇太さん(26)  副賞 50万円

(選評)
かわいらしい魔女の主人公と、人間界最高の魔法使いルルゾ・ラルガスとのコンビネーションが魅力的だった。
ドジな魔女ポプルの大失敗により封印されていた3人の魔王を解き放ってしまい、ラルガスと共に魔王と戦うことになったが……という物語。
まだ若い著者であるが、ひねりの利いたエンディングに至るまでのストーリー展開が巧みであった。
ユーモラスかつヒューマンな味わいの作品で、主人公たちの今後の活躍ぶりも読みたくなってくる。
(受賞のことば)
この作品は大学生の頃に書き始めたもので、就職してからは一時中断していました。少しずつ少しずつ仕上げたこの作品が、まさかこのような賞をもらえるとは思ってもみませんでした。
私は、子どものころからお話を考えるのが好きで、いつしか作家になることが自分の夢となっていました。
一度はあきらめていた夢ですが、今回の受賞をきっかけに、また夢を追いかけていきたいと思います。
ポプラポケット文庫から刊行されました!
魔法屋ポプル「トラブル、売ります」
ポプラポケット文庫 児童文学・上級〜
『魔法屋ポプル「トラブル、売ります」』
堀口 勇太/作|玖珂 つかさ/絵
  「朱竜の娘」二宮美日さん(44) 副賞20万円

(選評)
竜力と呼ばれる超能力によって成立している世界の物語。竜力のエリートを育てる王立学院に、破天荒な少女アマナが入学してきた。
この王国には1つの伝説があった――創世の力につながる朱竜の娘が誕生するとき、国家の守護聖霊の力が解き放たれ、世界は激変する……。果たしてアマナは朱竜の娘なのか否か?
けた外れの力を持つ主人公の少女が魅力的で、頁をめくる手を止められなくなる。
但し、構想の雄大な作品だけにまだ未完成な部分も多く、ブラッシュアップが必要だ。みごと完成した暁には、大変魅力的な大型エンタテインメントとなることだろう。
(受賞のことば)
いろいろ問題のある作品にもかかわらず、佳作入選させていただいてありがとうございます。中学生の時に作家になると決めて三十年、あきらめなくてよかったと思います。
でも私の場合は、まだまだこれから力をつけなければならない部分が多いので、精進して、読みやすく、でも奥行きのある作品を書いていきたいです。そして子どもの心に寄り添える、いつまでも読んでもらえる作品が書けたらと思っています。



dreamスマッシュ大賞決定

締め切りなしのノンストップで募集・選考をおこなっている「 Dream スマッシュ!大賞」。スタート以来、たくさんの力作のご応募をいただいております。多くのご応募作品のなかから、このたび、第1回大賞が決定いたしました。フレッシュなパワーにあふれ、夢のある楽しい作品です。また将来有望と感じられた2作品を、佳作とさせていただきましたので、ここに発表いたします。

当初、賞金を設定していなかった賞ですが、受賞者のみなさまを応援したいという想いから、副賞をもうけることとなりました。少しでも、受賞者のみなさん、ご応募くださるみなさんの励みになれば幸いです。



(中央)大賞・成田さん、(右)佳作・岸本さん、(左)佳作・稗島さん
▲2006/6/22弊社にてDreamスマッシュ! 大賞授賞式を執り行いました。



  「魔女っこフウカの家庭訪問」 成田覚子さん(24) 副賞 50万円

(選評)
受賞作は作者が生まれて初めて書いた作品であり、初めて投稿した作品だという。そう聞いて驚くと共に成る程と頷けるところもあった。まことに大らかで、のびのびと楽しい作品だったからだ。 主人公の魔女の女の子が魅力的だ。魔女としては劣等生だが実は凄い潜在能力を持つ、フウカ。彼女が生き生きと冒険したり淡い恋をしていく物語――本賞の趣旨から言えば、読者の対象年齢が下限ぎりぎりではあるが、小学校中学年からの女の子が夢中になってくれるシリーズができるに違いないと大きな期待を寄せている。
(受賞のことば)
子供の頃に読んだポプラ社の本で、わたしはたくさんの夢や不思議の世界、空想することの喜びを学びました。その憧れの出版社でこのような素晴らしい賞を頂き、本当に身震いする程感激しました。まだまだ実力不足ですが、読んでくれた子供が大人になっても、記憶の片隅に思い出してくれるような作品が書けたらいいな、と思います。本当にありがとうございました。
  「風王の帽子」 岸本真波さん(32) 副賞20万円

(選評)
剣士を目指すカイは、ゲミノールム学院の武闘学科に入学した。やがて神法学科・普通学科など様々な能力を持つ仲間と共に冒険に乗り出していく――という物語。異世界を舞台にした学園物であり、爽やかな友情と成長の物語である。
普通これだけ登場人物が多くなるとごちゃごちゃしがちだが、それぞれの人物を魅力的に描き分けていて飽きさせない。設定・世界観をよりパワーアップした上で、シリーズ化できる作品と考えている。
(受賞のことば)
「Dreamスマッシュ!大賞」の募集を知ったのは、ポプラ社さんのホームページをのぞいた時でした。以前小学校の図書館司書をしていて、児童書のおもしろさにすっかりはまっていた私は、「自分も子供たちに面白いと思ってもらえるような話を書きたい」と応募しました。今回佳作をいただき、書くチャンスを与えてくださったポプラ社の皆様には深く感謝しております。本当にありがとうございました。
 
「beastな仕立て屋」 稗島ゆう子さん(33) 副賞20万円

(選評)
舞台は中世のフランス。恐ろしいものから逃れ、とある町にやってきた男装の美少女ヴィー。幽霊を見る力のある彼女は再び魔に襲われるが――伝奇ロマンといった趣の作品だが、その伝奇の部分はちょっと弱い。むしろ魅力的なのは人物造形でありロマンスの部分である。主人公の2人のみならず端役に至るまで存在感があり、だからこそロマンスも生きてくる。
大人向けと言ってもよい作品であったが、作者は書く技術が非常に高いので、ティーンエイジャーに向けた魅力的な物語も必ず紡ぎ出していってくれるものと期待している。
(受賞のことば)
私にとって読書は水を飲むことに似ています。水を飲んでないと胸の内が砂漠化していきます。いつからか小説を書くことも同じようになってきました。納得がいく原稿が書けると胸の奥がじんと痺れて潤います。乾いたり潤ったりを繰り返して早数年。暗中模索の最中の佳作の知らせは砂漠の中で泉を見つけたようでした。ごくごくと水を飲んで大声でありがとうございますと叫びたくなりました。これまで支えてくれた友人や家族、そしてポプラ社の皆さんに感謝しています。本当にありがとうございました。

らくだい魔女はプリンセス
大賞作品、成田覚子さんの「魔女っこフウカの家庭訪問」が、本になりました!
『らくだい魔女はプリンセス』としてポプラポケット文庫で発売中です。
また、佳 作の岸本さん、稗島さんの作品も、出版化に向けて着々と準備中です。おたのしみに。
『(060−1)らくだい魔女はプリンセス』
成田サトコ/作 千野えなが/絵
定価:599円(本体570円)