あんびる先生のお手紙

あんびる先生からみんなに、お手紙が届いているわ!

2013.12.16

メリークリスマス!

読者のみなさん、こんにちは。
もうすぐクリスマスですね。
いまは街中がクリスマスのかざりにきらめいて、寒いのが苦手なわたしもそわそわとそぞろ歩きたくなってきます。
みなさんのおうちでは、どんなかざりつけをしましたか?
家の外のかべをイルミネーションでかざって、道ゆく人を楽しませていますか?
それとも、天井にとどきそうなほど大きなクリスマスツリーにきれいなオーナメントをたくさんさげて、お部屋をクリスマスムードでいっぱいにしているかしら。

わたしの家では、毎年この季節になると、陶器(とうき)で作った小さなフィギュリン(お人形)をふたつかざります。ロイヤルコペンハーゲンというヨーロッパの由緒(ゆいしょ)ただしい陶器メーカーが作ったもので、ひとつはサンタさん、もうひとつはクリスマスツリーの形。
どちらも「魔女の宅急便」シリーズをお書きになったわたしのあこがれの人、角野栄子さんからいただいた、わたしの宝物です。

さて、今回の『ローズマリーとヴィーナスの魔法』は、もう読みおわりましたか?
このお話では、ジャレットやオリビア、そしてモニカやロビンから、「どんなときでもいっしょにいてもらえる、いっしょにいてあげることが大事」っておしえてもらったわ、って思った読者が、たくさんいるんじゃないかしら。
ジャレットもパパやママとはなれてくらしているけれど、心はいつでもいっしょ。そんなジャレット一家にとって、手紙のやりとりは、かかせないものですね。
アメリカやヨーロッパでは、そんなふうに「ふだんは会えないけれど大切に思っている人」へクリスマスカードをおくる習慣(しゅうかん)があります。それどころか、毎日会っている人へカードをおくる人もたくさんいるんですよ。
わたしたちが年賀状を大切な人へおくるのと同じですね。
 外国では、クリスマスカードをおくるのにぴったりなクリスマス用の「切手」も毎年作られます。それも日本の年賀状ににていますね。
実はわたしは「切手」が大好き。
海外へ旅行へいくと、その国のうつくしい切手を買うために、どこよりも先に郵便局(ゆうびんきょく)へ立ちよるほどです。
ですから、クリスマス用の切手もたくさんもっています。
きょうは、そんなクリスマス切手コレクションを少しみなさんにごしょうかいしましょう。
どれも「小さな絵」のようで、小さな額(がく)に入れてかざりたくなるものばかりです。

ところで、わたしも毎年、読者のみなさんへクリスマスカードをおおくりしています。
クリスマスカードが、その年の11月ごろまでにお手紙をおくってくださった読者のみなさんへのお返事です。
でも、今年はカードを作るのがおくれてしまいました。
お手紙をくださったみなさん、クリスマスまでにはとどきませんが、新しい年がくる前までには、あなたのところへとどくので、まっていてくださいね。
そして、いつも魔法の庭を読んでくださっているみなさん!
わたしの心は、いつでもみなさんといっしょです。
メリークリスマス!
そして、来年もあなたがしあわせでありますように。

あんびる やすこ