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子そだちの森 ~ママの心の笑顔を応援~ 「ママと医師&専門家との子そだち広場」 第13回レポート

〔レポートNo.13-2〕
2016年度より、【子そだちの森】の詳しいセミナー内容をレポートで発信して参ります。
会場にお越しになるのが難しい方や様々な理由でご出席が難しい方々にも、この会の共有できる情報はご提供したいと考え、セミナー内容を文字として情報発信する事に致しました。
ご参加頂くと、先生やご参加者との関わり等の良さがございますが、それは機会が出来た時に。<今、出来ること>を大切に一歩踏み出して下されば嬉しいです。
○   ○   ○

脳と心の発達について研究をしておられる、中央大学の山口真美教授をお招きして、月齢の低い赤ちゃんの脳がどのように発達していくのか、赤ちゃんはどんなふうに世界を見ているのかを教えていただきました。その講演の内容を、前編・後編に分けてお届けいたします。

プロフィール

山口 真美 先生 (やまぐち まさみ せんせい)
中央大学文学部心理学研究室教授・博士(人文科学)。放送大学客員教授。日本赤ちゃん学会事務局長。主に1歳未満の赤ちゃんを対象に「世界を見る能力」(視 知覚能力)をテーマとしている。赤ちゃんの「顔認知」や「視覚」を通した脳や心の発達について学会・講演会・マスコミを通して情報発信中。


【子そだち広場 前編】
赤ちゃんは、どのくらいものが見えているのか
生まれたばかりの赤ちゃんから見ると、お母さんの顔はぼやけて見えます。生まれたての子どもの視力は0.02程度、6ヶ月で0.2~0.3くらいだといわれており、この視力の低さは目そのものではなく、脳が未熟なためだと考えられています。大人の目が悪いのと赤ちゃんの目が悪いのとではちょっと仕組みが違うので、どんなに近づいてもこの月齢の赤ちゃんにはぼんやりとしか見えません。
視力が0.02くらいだと、ひとの顔を見ても「目がふたつある」というくらいしかわかりません。その後6ヶ月くらいまでの間に視力は急速に発達していきます。その後はじわじわと発達し、6歳くらいで発達のピークを迎えます。眼球というよりは、脳の発達のピークだといえると思います。

赤ちゃんは、表情豊かな顔が好き
赤ちゃんは視力が低いため、ひとの顔の細かいところまでは見えないけれど、視力の低いぼんやりとした姿からも笑っているということはわかるようです。視力が低いからこそ、お母さんたちの表情を一生懸命見ているのですね。だから、赤ちゃんが小さいときは、接するおとなの表情がとても大事です。アメリカでは、虐待を受けたり、養育を放棄されたりした子たちの表情の読み取りに関する研究も多く行われています。虐待を受けた子たちはある程度相手の表情を読むことができますが、養育を放棄された子たちは、相手の表情を見ることが難しいということがわかっています。
この研究を見ても、赤ちゃんに対して表情豊かに接してあげることは、とても大切なことだと言えます。また、視力の低い月齢の赤ちゃんには声かけもとても大切です。「かわいいね」「どうしたの」というお母さんの声を聞くことは赤ちゃんにとってとても大事なことで、ぼんやりとした世界の中で、その表情や声を頼りに、お母さんを見分けていくのですね。

お母さん、こっちを向いて
イタリアでは、世界で唯一、新生児を対象にした実験が行われていますが、その実験の中で、生まれて10~20時間の子どもに人間の顔を見せると反応を示すということがわかっています。「目がふたつと口がある」ものは、新生児期にすでに顔として認識することができるのです。
2ヶ月~3ヶ月になると、赤ちゃんは自分のほうを向いている顔を好むようになっていきます。この月齢になると、表情だけでなく、「視線」が気になってくるのですね。自分のほうを向いていてほしいというふうに思うようになっていくのです。
発達にしたがって、赤ちゃんのほうが「こっちを向いて!」とうったえてくるようになるので、それにこたえてあげるのが大切だと思います。どんなふうに接したらいいかは、赤ちゃんが教えてくれるのですね。

赤ちゃんは、ひとの横顔を認識できない
5ヶ月くらいまでの赤ちゃんに、横顔を認識することはできません。5ヶ月になっても、横顔で目がひとつしか見えないと、顔とは認識できないのです。ですので5ヶ月くらいまでの間は特に、赤ちゃんと接するときにはしっかり正面から顔を見てあげてほしいと思います。
赤ちゃんがどれくらいの月齢でどのくらいお母さんの顔を記憶しているかという研究もあります。その研究によれば、赤ちゃんは生後3日~4日ですでにお母さんを認識しています。でも視力がとても低いので、最初は髪型で判断しているのだといわれています。3ヶ月くらいまでは髪型が重要なので、髪型をかえたり眼鏡をはずしたりすると赤ちゃんが泣いてしまう、という例もあります。
8ヶ月くらいから、髪型が変わってもお母さんを認識できるようになってきます。この頃になると、横顔でもひとの顔がわかるようになってきます。これはちょうど人見知りの始まるころと重なり、この頃から赤ちゃんはお母さん以外のひとの顔も覚え始めます。家族以外にも知らない人がいるのだということがわかる頃です。その頃から、ひとの顔を認識するのに、おとなと同じ脳の部分を使うようになっていきます。

8月までのテーマにつき募集中です。
詳細はコチラ↓
http://www.poplar.co.jp/info/event/009463.html

では、ご参加者がアンケートに寄せて下さったお声の中から今回はママの<今一番困っていること>をご紹介させて頂きます。

☆寝かしつけに時間が掛かる。
(東京都新宿区在住・10ヶ月のお子さんのママ)

☆寝かしつけ。2人育児は1人の時と違って大変です。
☆夕食を作る時に相手をして欲しがって困る。
(東京都新宿区在住・5ヶ月のお子さんのママ)

☆仕事と育児の両立。
(東京都新宿区在住・10ヶ月のお子さんのママ)

☆イヤイヤ期。
(東京都新宿区在住・1歳6ヶ月のお子さんのママ)

☆ケガ。
(東京都新宿区在住・1歳6ヶ月のお子さんのママ)

☆お友達のおもちゃを取って泣かせてしまう。
(東京都杉並区在住・1歳5ヶ月のお子さんのママ)
☆母親べったりで離れない事。
(東京都新宿区在住・1歳2ヶ月のお子さんのママ)

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