ポプラ文庫ピュアフル(90)
(P[き]1−7)マイナークラブハウスの恋わずらい
minor club house Side−B
友達が多い人も少ない人も、なぜか「うらやましい!」と感じる、コミカル&しみじみ系学園小説。【解説・壁井ユカコ】
発売年月 |
2010年9月 |
ISBN |
978-4-591-12062-0 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
148mm x 105mm |
ページ数 |
298ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
中学
高校
一般
シニア
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
704円(本体640円) |
園芸部、演劇部、思想研究会、和琴部etc.――地方都市の有名私立高校でマイナー系文化部員が繰り広げる、笑えるのにズキンとくるドタバタ青春ストーリー
文武両道の有名私立大学に付属する中高一貫校・那賀市桃李学園。その高等部の一角に、部員5人未満のため非公式な存在の文化部ばかりが集い、「マイナークラブハウス」と通称される古ぼけた洋館があった――。
伝説的なYA作品『氷の海のガレオン』で衝撃的なデビューを飾ってから10年以上沈黙を守り、「幻の作家」として語り継がれていた著者が2009年よりスタートさせた『マイナークラブハウス』シリーズの番外編。 「読書メーター」などで幅広い読者の熱い支持を集めるシリーズ既刊のメインのストーリーラインから離れるため、シリーズ未読で「ちょっと試し読みしたい」という読者の方にもオススメ。きっと、ハマります。
「マイナークラブハウス」周辺の人物の中でも群を抜いてマイナー系なのに、一部女性読者の間でなぜか人気の高い歴史研究会2年・高杢海斗をはじめ、野球部のレギュラーながら演劇部の幽霊部員でもある遠野史惟、ニセアカシアの林を根城とする野良猫・サバトラのきゅうり、文芸部長・岩村聡、思想研究会前会長である高橋奈緒志郎の母・徹子らの、騒々しくてバカバカしいのに、どこか切なくて濃密な日常を綴った連作短編集。【文庫書き下ろし】
装画:志村貴子(『青い花』、『放浪息子』など)
解説:壁井ユカコ(『キーリ』シリーズ、『エンドロールまであと、』、『14f症候群』など)