ポプラ文庫 日本文学(416)
([た]12−1)隠れ町飛脚 三十日屋
「とある過去」を抱えるお静がひっそり営むのは、「曰くつき」の品を届ける<隠れ飛脚屋>だった――。心温まる人情時代小説。
発売年月 |
2020年10月 |
ISBN |
978-4-591-16814-1 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
295ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
シニア
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
770円(本体700円) |
<著者プロフィール>
第9回ポプラ社小説新人賞・奨励賞を受賞し、本作でデビュー。
<内容紹介>
長屋の腰高障子に書かれた細い月。それは「三十日屋」の印だ。
三十日屋は隠れ町飛脚。お上の許しを得ずに、こっそり営んでいる飛脚屋である。後ろ暗い商いはしてないが、扱う品は変わっている。
「普通の飛脚屋では扱えない『曰くつき』の品であること」
「お代はお客自身が決めること」
そんな二つの条件に見合った品だけを届けてくれるというのだ。
三十日屋を営むのは年増の女性・お静。とある過去を抱えているようで――。