ポプラ文庫 日本文学(305)
([ま]1−6)今ごはん、昔ごはん
生まれは京都・祇園の日本料理屋、江戸の味にも精通した直木賞作家が古今東西の食の話をつづった、滋味あふれる食べものエッセイ
発売年月 |
2016年8月 |
ISBN |
978-4-591-15106-8 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
212ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
エッセイ
知識・教養
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定価 |
660円(本体600円) |
江戸時代にもポップコーンがあったって本当? 節分に食べていたのは「恵方巻」じゃなかった? 京都・祇園の日本料理屋に生まれ、「子どもの頃から喰い意地が張っていた」という直木賞作家・松井今朝子さんの、「食」にまつわるエッセイ集。
歌舞伎や近世文学に通じた時代小説作家ならではの視点で、京都と東京の東西味比較、美味・珍味とりまぜた食べ物の思い出、江戸時代の食文化、無形文化遺産になった「和食」の由来などが、ときにシニカルに、ときにユーモラスにつづられています。楽しく読みすすめるうちに、江戸通、京都通になれそうな知識も盛りだくさん!
古今東西の「おいしいお話」を、たっぷりめしあがれ。
【著者プロフィール】
松井今朝子(まつい・けさこ)
1953年、京都生まれ。早稲田大学大学院修了後、松竹に入社、歌舞伎の企画・制作に携わる。その後、故・武智鉄二に師事。1997 年『東洲しゃらくさし』で小説家デビュー。同年『仲蔵狂乱』で第8回時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で第137回直木賞を受賞。著書は、近著の『縁は異なもの 麹町常楽庵月並の記』など多数。