ポプラ文庫 日本文学(109)
([い]1−7)四季・亜紀子
三女・亜紀子は、自らの理想を追い求めて、政治の世界へ飛び込んでいく。四姉妹を描いた長編連作の第四部、初めての文庫化!
発売年月 |
2010年3月 |
ISBN |
978-4-591-11672-2 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
469ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
628円(本体571円) |
五木寛之の大ベストセラー、四季シリーズの第四部、初めての文庫化!
自らの理想を追い求めて、闘いつづける三女・亜紀子の物語。
大学の民主化運動にかかわって医学部をやめた三女・亜紀子は、環境保護運動に携わって小さな雑誌を発行している。
だが、その活動にいきづまりを感じて、闘争の同志だった昔の恋人・リョウの力を借りようと信州の山小屋を訪れる。
リョウは彼女の申し出を断わったものの、現実を変えるには大きな力を持つことが必要だとアドバイスする。
亜紀子はその言葉を信じて、政治の世界へ飛び込んでいくのだが……。
四部作の最終章にふさわしく、長女・波留子、次女・奈津子、四女・布由子、それぞれが自分の生き方、
目標を見定めていく姿も描かれている。
【著者紹介】
1932年、福岡県生まれ。66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門・筑豊編』ほかで吉川英治文学賞を受賞。代表作に『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『風に吹かれて』『大河の一滴』人間の関係』など多数。