躁鬱なんです、私。

著／藤臣　柊子

２０年間、うつ病で悩む著者の最新刊！　今度はなんと「双極性障害（そううつ病）」に罹ってしまった！　心を病むすべての人に捧ぐ。

発売年月	2013年2月
ISBN	978-4-591-13233-3
判型	A5判
サイズ	210mm x 148mm
ページ数	151ページ
主な対象年齢・学年	一般
本の種類	単行本
ジャンル	ライトノベルコミック
定価	1,320円（本体1,200円）

購入はこちら

書店・ネット書店で購入

書籍の内容

お久しぶりです。漫画家の藤臣柊子でございます。
もっと早く、みなさまのもとへこの本をお届けしようと思っていたのですが、連載中に体調が激変し、“呼吸すら危うい状態”になってしまったため、泣く泣く休載せざるを得ませんでした。本当に申し訳ございません。てかマジで死ぬかと思いましたよ（詳しくは中の漫画をお読みくだされ）。
そして、「うつのち晴れ」というタイトルで始まったウェブ連載中になんと、私の病名が変わりました。その名も、「そううつ病（双極性障害?型）」

そうなんです。もう、うつ病患者ですらなくなってしまった私。いやもう本当にいろいろなことが起こった６年間でした（長すぎるっつーの！）。その過酷で試練の多かった数年間を凝縮したのがこの本でございます。

そもそもの連載は、うつ病患者だった私が、漫画で分かりやすくうつとの付き合い方や考え方をアドバイスしましょう、というわりと第三者目線の内容だったのです。
私が初めてうつ病罹ったのは、２４歳の時。今から２０年以上も前になります。その間、ずっとうつ病だったわけではなく、約１０年以上は、バリバリ連載をこなし、取材旅行と称しては、いつも日本中をフラフラ飛び回っていました。

うつとのお付き合いも２０年を超えると、なるべく人ごみを避けたり、マイナスオーラの人には近づかないようにしたり、かなりコントロールが効くわりあいと良好な関係を築いておりました。

この連載がスタートした２００７年。開始当初は締め切りもきちんと守り、元気に仕事をしていました。
ところが！　なぜだか分かりませんが、徐々に原稿が遅れはじめ、翌年の２００８年には、連載のペースが完全に落ちてきてしまったのです。
このあたりから自分の心に、うすら寒い風が吹き始めまるのを感じていました。それが最後には暴風雨に変わるのですが…。（はじめに　より）

渾身のコミックエッセイ！