一般書(587)
世界でいちばん小さな三つ星料理店
なぜ短期間で料理人としての才能を開花させ、自分の店を構えてわずか5年でミシュラン三つ星を獲得できたのか? 若き三ツ星料理人の波乱の人生、仕事の哲学!
発売年月 |
2009年10月 |
ISBN |
978-4-591-11204-5 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
192mm x 131mm |
ページ数 |
247ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
ノンフィクション
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定価 |
1,430円(本体1,300円) |
そのフランス人の客は、こう言いました。
「この店は、予約が取れなくて困っているんだ。
他に美味しい店があったら教えてくれないか」。
私は、グルメガイドに直接書き込んだほうが手っ取り早いと思い、
従業員に買いに行かせました。
そして、『ザガットサーベイ』や『東京いい店うまい店』といった
グルメガイドをもとにレクチャーして、
そのままプレゼントしたのです。
数日後、うちの従業員がある雑誌を持ってくると、
「この方、うちによくいらっしゃるフランス人じゃないですか?」と。
従業員が指差した写真の肩書は、
なんとミシュラン総責任者ジャン=リュック・ナレだったのです。
私は、そうとも知らず、
他社のガイドブックを贈ってしてしまっていたのです……!
いま、もっとも注目を浴びている39歳の日本料理人・奥田透の初の単行本。
高校のときに居酒屋でアルバイトをしたのをきっかけに、“たまたま”料理の道へ。
その後、苦難の連続で、包丁すら握らせてもらえない修行時代が続く。
その著者が、なぜ短期間で料理人としての才能を開花させ、
自分の店を構えてわずか5年でミシュラン三つ星を獲得できたのか?
そこには、料理界以外にも通用する、仕事に向き合う哲学の真髄が!
ロストジェネレーション世代に贈る、
この生きづらい世の中で自己実現するためのまったく新しい生き方指南