for Boys and Girls(26)
あだ名はシャンツァイ
ぼくの初恋の女の子
どうでもいいじゃんってふりをすることが、日本の学校で生きていくこつなんだよ。そう信じてうたがわない勇気の前に、転校生が。
発売年月 |
2004年12月 |
ISBN |
978-4-591-08374-1 |
判型 |
A5判 |
サイズ |
218mm x 155mm |
ページ数 |
143ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
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本の種類 |
児童向け単行本
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定価 |
1,100円(本体1,000円) |
なにもかも「どーでもいいじゃん」の
このぼくが、あの子のことだけは
どーでもよくなかったんだ。
あの子を、好きになっていた・・・。
クセがつよいけど、クセになる・・・。ぼくの初恋のあの子は、
そんな「シャンツァイ=香菜」そのものだった。
人を好きになるって、
こんなにきもちがよかったんだ!
ぼくが、ほんのちょっぴりかわった夏・・・。
「学校は、どーでもいいじゃんっていうふりが大切なんだよ。
それが、みんなとうまくやっていくコツなんだ」
そんなぼくの前に、一人の女の子があらわれた。
名前は愛。
「わたしはわたしらしく生きていくよ」なんて
いってるから、ほら、みんなにきらわれた。
あだ名だって、クサイ野菜、「シャンツァイ」だ。
ほんと、ウザイ、ウザイ、ウザイ・・・。
だけど、なんでだろ、気になるんだ。
愛の目、愛の声、愛の・・・。
クセがつよいけど、クセになる・・・。
そう、愛は「シャンツァイ」そのものだった。