ポプラ社ノンフィクション(26)
転んでも、大丈夫
ぼくが義足を作る理由
青少年読書感想文全国コンクール・小学校高学年の部 課題図書(2017)
スポーツ義足づくりの第一人者であり、テレビ、新聞各紙などメディアで多数紹介されている臼井二美男氏による初の著書。
発売年月 |
2016年8月 |
ISBN |
978-4-591-15072-6 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
195mm x 135mm |
ページ数 |
190ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
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本の種類 |
児童向け単行本
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ジャンル |
児童読み物(国内)
ノンフィクション
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定価 |
1,320円(本体1,200円) |
「あきらめない」を手助けしたい――。
スポーツ義足製作の第一人者・臼井二美男氏による初の著書。
義足づくりの現場に飛び込んだきっかけから、仕事をするなかでの苦悩、試行錯誤、そして、数々の困難を乗り越えて、義足の選手がパラリンピックに出場するようになるまでの過程をていねいにえがく。
パラリンピック5大会連続出場鈴木徹氏を始め、臼井氏によって人生を前向きに生きられるようになった、さまざまな義足アスリートの声も収録。
「足をうしなった人にも、スポーツを楽しむよろこびを感じてほしい」
「不運な事故や病気に、人生の可能性をつぶされてはいけない」
「もう一度、挑戦する勇気を手にしてほしい」
そんな思いを抱えて作られる臼井氏の義足は、患者さんの体だけでなく、心をも支え続けている。義足によって、足をうしなった人々は、再度「生きる」ことができるようになっていく。
長い人生、何度つまずいて、転んでも、また起き上がればいい。
転ぶことをおそれるのでなく、何度でも立ち上がる精神力をもってほしい。
そんな臼井氏からのメッセージは、障がいの有無にかかわらず、読む人たちを勇気づけてくれる。