ポプラせかいの絵本(29)
カーリーさんの庭
カタツムリにやられたカーリーさんの庭をご近所さんはどうにかしなくちゃという。カーリーさんは「このままがいいんじゃよ」と、とりあわない。なぜって・・・。
発売年月 |
2012年8月 |
ISBN |
978-4-591-13026-1 |
判型 |
A4変型判 |
サイズ |
256mm x 207mm |
ページ数 |
28ページ |
主な対象年齢・学年 |
3歳
4歳
5歳
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(海外)
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定価 |
1,430円(本体1,300円) |
カーリーおじさんのご近所さんたちは、自分の庭が自慢です。
「こんなにきれいな、たねなしすいかができたよ」
「ミルクで栄養を与えたら、こんなに大きなかぼちゃになった」
「虫除けの薬をまいたから、私の背よりも高いひまわりになった」
カーリーさんのにわは、カタツムリがいっぱいで、
せっかく咲いた花もカタツムリに食べられて穴だらけです。
友だちたちは、カタツムリを退治したほうがいいよ、と、いろいろな方法を教えてくれますが、
カーリーさんは、「わしは、このままが いいんじゃよ」と、とりあいません。
そして、満月の日。
カーリーさんの庭で、すばらしいできごとがおきました。
ご近所さんたちも、うっとりです。
そうして、きづいたのです。
見た目のきれいさよりも、効率がいいことよりも、もっともっと、しあわせで、すてきで、大事なものがあるってことに。