ポプラせかいの絵本(28)
わたしのいちばん あのこの1ばん
青少年読書感想文全国コンクール・小学校低学年の部 課題図書(2013)
バイオレットはなんでもクラスで一番。走るのも注目度も。わたし・・・「一番」じゃないけど・・・だめなのかなぁ!?
発売年月 |
2012年9月 |
ISBN |
978-4-591-13025-4 |
判型 |
A4変型判 |
サイズ |
286mm x 223mm |
ページ数 |
32ページ |
主な対象年齢・学年 |
6歳
小1
小2
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(海外)
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定価 |
1,430円(本体1,300円) |
バイオレットは、なんでも誰より1番の女の子。
かけっこも、目立つファッションも…。
クラスのみんなも認めていることです。
けれど、ロージーだけは、なんだかもやもや…。
自分は「1番」じゃないけれど、
大切な「いちばん」なことはあって…。
そんな気持ちはバイオレットには
一笑されてしまうのです。
授業で種を育てることになり、
ロージーは夢中になります。
やっと出てきた芽。
嬉しくてみんなに伝えようとすると、
「やったあ、わたしの芽が1番」
というバイオレットの声。
かあっとなるロージー。
「1番」を大切にするバイオレット。
「いちばん」を大切にするロージー。
どちらがいい悪いという正解はあるのでしょうか?
「ナンバー1・オンリー1」は、
よくとりあげられることですが、なかなか難しい問題です。
こちらは、存在の「オンリー1」から、
一歩先へ!進めた、
その子にとっての「いちばん」に注目した作品です。
あなたは「1番」派ですか?
「いちばん」派ですか?
それとももっとちがう…派?
それぞれが、それぞれの想いでいっしょうけんめい。
そんな女の子たちを、
応援したくなる作品です。