ポプラ新書(46)
(046)「本が売れない」というけれど
ネットとリアル、新刊とユーズド。流通・配本から原価構造まで、出版不況のナゾに迫り、本と読者の最良の出合いを考える一冊!
発売年月 |
2014年11月 |
ISBN |
978-4-591-14223-3 |
判型 |
B6変型判 |
サイズ |
172mm x 109mm |
ページ数 |
238ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
新書
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ジャンル |
知識・教養
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定価 |
858円(本体780円) |
ギモン? 本を読む人は本当に減っている?
ギモン? 売れていないなら、どうして出版関係者は忙しい?
出版不況といわれる現在、本はたしかに「売れなくなった」。商い不振で暇になるかと思いきや、本に携わる人たちは、ますます忙しい。日本の読書は、本は、どこへ向かうのか? 日本独自の流通システム、変わる書店の形、ネットの世界との関係性など、出版業界のこれまでを振り返り、読み手と本をつなぐ新たな出会いの形を模索する。
本は誰かに読まれて
初めてその存在の意味を持つ。
出版社も書店も取次も、
「本」を「読者」に手渡すためにある。
著者が10 年かけて書いた本が、書店の店頭から1週間で姿を消し、
多くの読者が知らないうちに断裁されパルプになってしまう状況は、
「本」と「読者」のためになっているだろうか。 ――本文より