ポプラ文庫 日本文学(311)
([と]1−4)海の子
別人のように髪を染めた娘が、「釣りにいきたい」という。離れて暮らす親子の愛情を描いた「花鯛」など、胸が温かくなる四篇。
発売年月 |
2016年10月 |
ISBN |
978-4-591-15245-4 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
286ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
文庫
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定価 |
704円(本体640円) |
中中央線高円寺駅、南口商店街。近くにできた全国チェーンの居酒屋におされ、治彦の店はつぶれかけている。カウンターだけの小さな店に半年ぶりに娘が顔を見せた。何があったのか別人のように髪を染め、「いっしょに釣りにいきたい」という。離れて暮らす父と娘のぎりぎりの愛情を描いた「花鯛」。しゃべりつづける「やっかいな子」と売れない役者の友情(「オニカサゴ」など、ワケあって釣りに出る人たちの胸があつくなる四篇。
収録作品:「花鯛」「オニカサゴ」「寒平目」「真鯛」