ぼくが消えないうちに A・F・ハロルド 作 / エミリー・グラヴェット 絵 / こだまともこ 訳

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ストーリー

「想像する力」をくれる
上質なファンタジー
ぼくが消えないうちに 書影

あらすじ

ラジャーは、アマンダの想像力が生みだした「見えないお友だち」で、二人は大親友だ。しかし、あるおそろしい出来事をきっかけに、二人は離ればなれになってしまう。アマンダに忘れられると、ラジャーはこの世から消えてしまうというのに・・・
世代を超えて想像力の素晴らしさを伝える冒険物語。

『ぼくが消えないうちに』

:A.F.ハロルド
:エミリー・グラヴェット
:こだまともこ
発売日
:2016年10月5日
ISBN
:978-4-591-15028-3
定価
:1,500円(税抜)

イギリス文学協会賞(UKLA Book Award)受賞作

ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞など続々ノミネート!
各有力メディアが大絶賛!
「ガーディアン誌」「ブックトラスト」「カーカスレビュー」「フィナンシャル・タイムズ」「ブックリスト」など

コメント

イラスト イラスト イラスト

子どものときのことなんて、みんな忘れていく。
でも、子どもに忘れられていく友だちを書いたこの本を、
きみはきっと忘れない

ー翻訳家・法政大学教授 金原瑞人

海外の子どもによる書評サイトでの声

素敵で、変わっていて、ワクワクさせられて、今までになかった物語。
読み出したら止まらない。想像力のある人なら、誰でも読むべき本。
想像力がない人は、この本を読んだら想像力がつくかも!
―リリー・ベナーちゃん(10歳)
とても面白くて、100点満点の本。
読み終わったとき、寂しくなりました。
―ルーシー・ミントンちゃん(10歳)
挿絵も素敵で、お話も長すぎず、一日で読んでしまいました。
生涯宝物にしたくなる一冊。
―ルーク・バウアー君(11歳)

書店員さんからのレビュー

最終章は泣かずには読み終われない。
「見えないお友だち」はいつか忘れられる運命だけどラジャーだけは違う。児童書ならではの挿絵の美しさと多様さが素晴らしい。子どもだけに読ませるにはもったいない。子どもの頃を忘れてしまった大人にこそ読んでほしい。
―ジュンク堂書店 上本町店 田中さん
親子で読んで、自分の見えない友達や世界を思い出し、子どもの話に耳をかたむけたくなります。
―TSUTAYA ウイングタウン
岡崎店 水上さん

海外Amazonでのレビュー

大人も楽しめる、良質な児童文学。
大人の心の琴線に触れる児童書だと思う。私の子どもも、想像でつくりだした見えない友だちがたくさんいるので、私にとっても大切な一冊。
生涯宝物にしたくなる一冊。子どもだけでなく大人も楽しめると思う。私の教える学校でも人気だ。温かいラストシーンに泣いた。
ここ数年で読んだ児童書のなかで、ベストの一冊だ。挿絵も素晴らしく、ぜひオススメしたい本だ。
感動の声続々!もっとよみたい方はこちら

登場人物

おもな登場人物

世界中から大注目を浴びて15カ国で刊行!

著者と画家紹介

A.F.ハロルド
著者 A.F.ハロルド
1975年生まれ。イギリスの作家・詩人。大人と子ども向けの小説や詩の創作に従事し、学校やバー、野外でのワークショップなど、幅広く活躍する。2007年に、イギリスで開催される詩のトーナメント、チェルトナム・オールスターズ・スラムチャンピオンシップで優勝し、BBCラジオ番組内でも紹介された。
世界最大規模の野外ロックフェスティバル、グラストンベリーフェスティバルのウェブサイトや、世界最古文芸フェスティバルにて、詩の作品を発表した。
『ぼくが消えないうちに』(原題The Imaginary)は、初めての邦訳作品。
エミリー・グラヴェット
画家 エミリー・グラヴェット
1972年生まれ。イギリスを代表する絵本作家。17歳で学校を中退したあと、10年間ほど放浪生活を送る。その後、イギリスのブライトン大学で美術を専攻し、絵を描く才能に目覚める。
『オオカミ』(小峰書店)や“Little Mouse’s Big Book of Fears”で、イギリスで最も優れた絵本作家に贈られる、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞。その後も、独創性のある作品を制作し、高い評価を得ている。現在、家族と一緒に暮らしている。読み物の挿絵を手がけるのは今回が初めて。
 

訳者紹介

  • こだまともこ

    早稲田大学英文科卒業後、出版社に勤務し、児童書の創作・翻訳の仕事にたずさわる。絵本に、『3じのおちゃにきてください』『まいごのまめのつる』(福音館書店)、絵本の翻訳に『3びきのかわいいおおかみ』『きみなんかだいきらいさ』(冨山房)、物語の翻訳に『レモネードをつくろう』(徳間書店)『「ビーバー族のしるし』(あすなろ書房)『スモーキー山脈からの手紙』(評論社)などがある。東京在住。