やまんばのにしき
瀬川 康男/絵
作家紹介
松谷みよ子先生 ( まつたにみよこ先生 )
書き手として、 聞き手として――
1926年、東京の神田に生まれた。疎開先の長野県で坪田譲治氏とであい、その門下に入る。あかちゃん絵本から、長編児童文学まで、幅ひろい分野に独自の鋭い問題意識できりこみ、戦後の子どもの本の新しい方向を切りひらいてきた。
また、創作とならんで、全国に語りつがれている民話の採訪と紹介にも力をそそぎ、民話にもとづいた作品を数多く発表している。「むかしむかし絵本」シリーズにおさめられた『やまんばのにしき』や『赤神と黒神』は、その代表的な作品であり、民話のもつおおらかでダイナミックな世界をあますところなく描いて、民話の再話を文学のひとつのジャンルとして確立させた。創作でも、民話でも、その作品はつねに、それぞれの時代や状況のなかで、けんめいに生きるふつうの人々への深い共感と愛情につらぬかれている。
現代民話にかかわる仕事も多い。子どもたちのあいだで語られているこわい話やうわさをもとに、自らの所属する「日本民話の会」のメンバーとともに執筆した「学校の怪談」シリーズは圧倒的な人気をよび、版を重ねている。
「日本の物語絵本」シリーズの『道成寺』『俊寛』では、運命に翻弄される登場人物の思いを鮮烈に描き、古典の世界を現代によみがえらせた。




















