作家紹介

あまんきみこ先生 ( あまんきみこ先生 )
あまんきみこ先生
お母さんのやさしさと
ぬくもりを感じさせるような作品をと――

ロングセラー「車のいろは空のいろ」の作者。この本は100刷をこえ、我が国の代表的なファンタジー作品となっているが、この本がデビュー作品である作者は、その後も、一貫して幼年から高学年向けのファンタジーを描き続け、数少ない日本のファンタジー作家となっている。

教科書にとりあげられている「白いぼうし」を読んで成長した子どもたちも、今はお父さんやお母さんとして現代の子どもたちにその感激を伝えて、親子の楽しい会話に時を過ごしている。これは作者自身が、わが子に語ってきかせるために作品をつくったこととも無縁ではないだろう。

しかしながら、日本的風土に根ざしたファンタジーは、中国の東北部で生まれ育ったという作者の経験から、戦争へのこだわりを常に秘めている。お母さんのやさしさとぬくもり、それに鋭い知性を感じさせる作品を今後もじっくり創作していくという作者は、現在、長く住んでいる京都という地への愛着から、日本のファンタジーの集大成ともいうべき『新竹取物語』を構想中。角をまがったらもう別の世界があると考える作者の作品をまとめた「あまんきみこ童話集」(全5巻)では、その世界の奥行きの深さと豊かな広がりを味わうことができる。

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