記念すべき第1回ポプラボを写真絵本『アリとくらすむし』の著者・島田たく先生を講師にお招きして開催いたしました。定員をうわまわるお申し込みをいただき、16組の虫好きの親子の方々がご参加くださいました。遠くは鳥取や名古屋からもお越しいただきました!
『アリとくらすむし』は第62回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(小学校低学年の部)にえらばれた作品です。
当日は、まず島田先生からアリのくらし、アリの行動、アリとくらすむし(好蟻性昆虫)、世界のアリなどについてもりだくさんの「アリトーク」をしていただきました。南米で島田さんがグンタイアリに噛みつかれたときのお話は、子どもだけでなく大人もびっくり! そのときつけていた手袋も持ってきていただきました。
後半はポプラ社近くの新宿御苑に移動して、アリをラリー形式で探していく観察会、名づけて「アリラリー選手権」をおこないました。およそ30分の間に、10種以上のアリを発見! 1.5mmほどのヒメアリも見つかりました。子どもたちの目って、ほんとにいいんですね~。
「アリトーク」と「アリラリー」で、アリ好きには大満足の一日となりました。島田先生、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
以下、当日のアンケートに書いていただいた感想をご紹介します。
☆アリをいっぱいみつけて(8しゅるい)、たのしかった。
(東京都新宿区/小学1年生の女の子)
☆アリマシーンでアリの生活が見れて、おもしろかった。
(東京都新宿区/小学3年生の男の子)
☆アリの自由研究をしているので、べんきょうになった。
(神奈川県茅ヶ崎市/中学1年生の女の子)
☆お話も楽しく、野外で実際のアリを観察できたことが、子どもにとっても興味を引いたと思います。
(東京都新宿区/母親・父親)
☆巣の中にいる好蟻性の虫などぜんぜん知らなかったので、昆虫のたくましさ、賢さに驚きました。
(東京都新宿区/母親)
☆島田先生のアリに対する情熱が伝わってきて、ますますアリが好きになりました。
- 島田 たく 先生 (しまだ たく せんせい)
- 1981年東京都生まれ。小さなころから、昆虫や動物の生活にみせられる。ペットショップや動物園に勤務後、2001年にアリのペットショップ「Antroom」を開業し、アリや飼育キットを販売している。「日本一アリの採集のうまい人」とも称される虫取り名人。著書に、『アリとくらすむし』(ポプラ社)や『アリのくらしに大接近』『アリの巣のお客さん』(以上あかね書房/共著)などがある。