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子そだちの森 ~ママの心の笑顔を応援~
「ママと医師&専門家との子そだち広場」 第14回レポート

〔レポートNo.14-2〕

2016年度より、【子そだちの森】の詳しいセミナー内容をレポートで発信して参ります。
会場にお越しになるのが難しい方や様々な理由でご出席が難しい方々にも、この会の共有できる情報はご提供したいと考え、セミナー内容を文字として情報発信する事に致しました。
ご参加頂くと、先生やご参加者との関わり等の良さがございますが、それは機会が出来た時に。
<今、出来ること>を大切に一歩踏み出して下されば嬉しいです。

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胎内記憶に関する研究では第一人者でいらっしゃる、産婦人科医の池川明先生にお話を伺いました。その講演の内容を、前編・後編に分けてお届けいたします。

 


 

池川明先生

池川 明(いけがわ あきら)先生

帝京大学医学部大学院修了。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、89年、横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。2001年、「胎内記憶」につい て発表し話題となり、胎内記憶研究の第一人者として知られる。また、出産を通して豊かな人生を送ることが出来るよう講演などで全国でご活躍中。

 


 

<前 編>
【お母さんの直感を信じて育児をしてください】
お子さんたちの脳の発育というのは、五歳までに九割ほど完成いたします。科学の世界では、発達中の脳というのは、まだほとんど機能していないとされているので、生まれたばかりの頃はまだ真っ白で、何もないと考えられています。生まれてからいろいろな経験を積む上で、脳に書き込まれていくのだという考え方をするんですね。
一昔前までは、赤ちゃんは痛みも感じていないと思われていたのですね。だからそれを信じていたひとたちは、麻酔もかけずに赤ちゃんの手術をしたなんていうこともありました。いまは考えられませんよね。

科学の常識から考えると、そういうことはしばしば起こります。今、育児で正しいといわれていることも、五年後、十年後にも正しいと言われる保証はありません。あれは違っていた、とあとから言われる可能性はおおいにありますから、お母さんの感性をつかって育児をされたほうがいいだろうなと思います。

 

【お産と子どもの発育の関係】
どうして胎内記憶を調べ始めたのですがと聞かれるのですが、思い返してみると、1997年に田口教育研究所の田口正敏さんとお会いしたのがきっかけです。
そのとき田口さんが「お産がよくならないと、教育はよくならないんです」とおっしゃったんです。お産が子どもの発育に関係するのだということは、実はあまり知られていないことではないかなと思います。

というのも、ほとんどの方が、お産をするとき、「無事に出産する」というところに意識を合わせるのですね。お産というのはあくまでも、子どもが成長する過程であって、ゴールではないのに、ゴールをお産にもっていくので、そのあとの育児が抜けてしまう。ほんとうは妊娠・出産時期に、お母さんの気持ちを大事にしながら、どのような育児をするのかという産後のイメージを持つことがとても大事です。

 

【胎内記憶とは?】
胎内記憶については、産科でも学校でも教わりませんでした。
でも子どもたちに胎内の記憶を聞いてみると、お腹の中のことをとてもいきいきと描写するんですね。わたしのクリニックのスタッフのお子さんも、「お腹の中で泳いでいた」「暗かった」と言ったそうです。
また看護助手さんは、小学一年生の孫がおかしな作文を書いて学校に呼ばれたというんですね。「先生にききたいこと」という内容で書かれたその作文を読んでみたら、「ぼくは頭の中にへんなことがあります。よくわからないのですがお腹に包丁がささってひきずりだされました」と書いてあったんです。これは帝王切開のことじゃないか、と思いましたね。そのあともいろいろと書いてあったのですが、最後に、
「お母さんに言ってみたら、夢でしょうと言われたけどぼくは違うとおもいます」
と否定して終わっていました。
それから、もっと調べてみたいと思いまして、妊婦健診に来たお母さんがたに聞いてみると、結構多くの方がそういう話をするんですね。それでアンケートをとってみようと思いました。

79名のお母さんたちから簡単なアンケートをとったところ、そのうち53%のお子さんに胎内の記憶があることがわかったんですね。その後、新聞にこの調査が掲載されて、それがきっかけで3601名の方にアンケートをとることができました。
私の調査方法では、子どもから胎内記憶について話を聞いたという保護者のひとに対して、八十五項目のチェック式のアンケートに記入をお願いしました。いろいろと書いてくださった方々もおられました。そしてそのうち3割くらいの子どもに胎内記憶があるということが分かったんです。

 

【胎内の記憶】
胎内のことをお子さんに聞くと、このような回答に出合います。
「お腹の中は暗くて、あたたかくて、泳いでいた」
「早くママに会いたいと思っていた」
「生まれたときはまぶしかった」
「生まれてくるときにまぶしかった」と言うお子さんはけっこういます。だから、助産院などでは暗くしてお産をしたりします。
「はやくお母さんに会いたいと思ったけど、ガラスのケースに入っていた」
「むこうの世界ではこどもがいっぱいいて、あのママはやさしいとかきれいだとか言って選んだ」
と言う子もいました。
ガラスケースに入っていたと言った子のお母さんは、「保育器に入っていたことは本人は知らないはずなのにびっくりしました」と回答していました。
このような記憶を、いろいろな方が話してくれたのです。

 

【お腹の中の音を赤ちゃんは覚えています】
神山純一さんという音楽家の方が、産科の先生と共同で、お母さんの子宮にマイクを入れて音をひろった音声があります。聞いてみると、子宮ではお母さんの声がよく聞こえます。ハミングでもよく聞こえますので、怒鳴り声だとお腹の子どもはとても怖いでしょうね。妊娠中いらいらしますから、だんなさんと喧嘩することもあるかもしれませんが、どうぞ筆談で喧嘩してくださいね。笑

お母さんだけではなくて、お父さんの声もお腹の中で聞こえます。お母さんの声よりも少し聞きづらいですけれどもね。
神山さんはこれと同じやり方で、「ほーら泣きやんだ」というシリーズのCDも作られています。お母さんの心臓の音、脈の音が音楽のむこうに聞こえるという音楽です。赤ちゃんが泣いているときに流すと、だいたい7割くらいのお子さんが泣きやむといいます。とても売れたシリーズだと思います。

 

9月までのテーマにつき募集中です。

詳細はコチラ↓
http://www.poplar.co.jp/info/event/009463.ht ml

 

では、ご参加者がアンケートに寄せて下さったお声の中から、「子育てについて今一番興味のある事」をご紹介させて頂きます。

 

☆皆で育てるということについて。
(東京都文京区在住・5ヶ月のお子さんのママ)

 

☆子どもの肌のケアについて。
(東京都大田区在住・6ヶ月のお子さんのママ)

 

☆トイレトレーニング。
(東京都新宿区在住・1歳7ヶ月のお子さんのママ)

 

☆イヤイヤ期の乗り切り方。
(東京都新宿区在住・1歳7ヶ月のお子さんのママ)

 

☆子供の心の発達。
(東京都新宿区在住・8ヶ月のお子さんのママ)

 

☆様々な育児法。離乳食。
(東京都新宿区在住・7ヶ月のお子さんのママ)

 

☆卒乳。
(東京都杉並区在住・10ヶ月のお子さんのママ)

 

☆子どもの発達に応じた絵本の選び方。
(東京都新宿区在住・1歳1ヶ月のお子さんのママ)

 

☆発達について。
(東京都杉並区在住・7ヶ月のお子さんのママ)

 

☆赤ちゃんとの遊び方。
(東京都北区在住・2ヶ月のお子さんのママ)

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